食品製造委託先のCSR・社会的責任監査コンサルティング

“CSR”Audit
Consulting

CSR監査とは？

自社だけでなく、
外部（取引先や委託業者）の
事業運営にも
問題がないかを
把握し、証明する手段です。

調達する材料等の製造・生産元において、
紛争関与・環境破壊・法令違反・人権侵害等の反社会的行為に繋がっていないかなど、
ESG（環境、社会、ガバナンス）に関連するリスクがないかを確認することが挙げられます。

CSR監査の重要性

一般消費者の行動

これまで何気なく商品を購入してた消費者が昨今の環境破壊などのマスコミ情報により、「この商品は環境負荷が低いか？」「この企業は社会的責任を果たしているか？」といった点を購買時の判断材料にしている。
投資家の判断基準

ESGの取り組みが重要視され、投資先選定の重要な判断材料となる。
供給継続性

実際にサプライヤー監査が不十分であることによって取引先で事故・事件が発生し稼働が停止することで結果的に自社の売り上げ機会損失につながる。

製造委託先の現況

食品製造工場における
CSR起因の事故事例

作業安全（N社）

製造機の運転を停止せずに清掃作業を実施し、従業員がコンべヤーに腕を巻き込まれ上腕部を切断。
これにより工場のグループリーダーが労働安全衛生法第20条(事業者の講ずべき措置等)違反により逮捕された。

設備点検・安全確保（S社）

新潟工場の製造機から火が上がり、逃げ遅れた従業員6人が死亡。非常照明や排煙設備、防火設備など、建築基準法および消防法の違反54か所が確認された。

労働者管理（A社）

群馬工場で製造された冷凍ミックスピザに高濃度の有機リン系農薬、マラチオン(殺虫剤の一種)が検出され、調査の後、同工場で働く契約社員が農薬を混入させたとして逮捕された。この事件をきっかけにパッケージに製造者名を記載することが義務付けられた。

委託元メーカー側の課題

監査人材の不在

自社に監査を専門で行う人材がおらず、他業務を実施している人材が監査を実施。結果として、担当者の工数圧迫や専門でないことによる見落としリスク発生を招く。
利害関係の発生

自社で監査を行うと、「そこでの製造が止まると困ってしまうから」や、「これまで付き合いのある会社だから」という理由で公正不偏な判断ができなくなるという問題が生じ得ることになる。
改善提案の不可

監査を行う自社の担当者が製造に関する専門家ではないため、項目に従った確認・評価はできるものの、評価の悪い項目に関していかに改善すればよいかという所まで深堀ができない。これにより、製造委託先にて改善すべきポイントが放置されてしまう。