世界のCSR基準を設定し監視するグローバル第三者認証機関とAPSCA
企業の社会的責任(CSR)は、経済的成功だけでなく、社会への影響も評価される新しいビジネスの価値観となっています。このコンセプトは、ビジネスが取引を行うだけでなく、社会全体に対して責任を持つべきであるという考え方を強調しています。企業が社会と環境に対して持つこの責任は、CSR基準によって測定されます。
さて、このCSR基準を設定し、監視するためには、信頼性と透明性が必要となります。その役割を担っているのがグローバルな第三者認証機関であり、その一部はAPSCA(Association of Professional Social Compliance Auditors)の設立メンバーとなっています。
APSCAは社会コンプライアンス監査人のプロフェッショナルな協会で、その目的は、供給チェーンにおける労働者の権利を保護し、企業の社会責任基準を高めることです。それは、監査人の技術、倫理、専門性を向上させることにより、労働者の条件の改善と持続可能なビジネス実践を推進しています。
APSCA設立メンバーである機関は次のとおりです:
1、Arche Advisors: 環境、社会、ガバナンスのパフォーマンスを評価し、提案するサービスを提供しています。
2、Bureau Veritas: テスト、検査、認証サービスを提供し、規制遵守を支援しています。
3、ELEVATE: 供給チェーンの社会的、環境的リスクを管理し、パフォーマンスを改善するソリューションを提供しています。
4、Intertek: 製品のテスト、検証、認証を行い、品質と安全性を確保しています。
5、SGS: 世界最大の検査、検証、テスト、認証会社で、世界中の企業が品質と完全性を保証するのに役立っています。
6、RINA: テスト、検査、認証、訓練、エンジニアリングコンサルタントなどを提供し、ビジネスが持続可能性、品質、安全性の基準を達成するのを支援しています。
7、TUV Rheinland: 産業検査と製品認証を提供し、企業がグローバルマーケットの要件を満たすのを支援しています。
8、TUV SUD: 一貫した品質、安全性、持続可能性を確保するためのソリューションを提供しています。
9、UL (Underwriters Laboratories): 安全性、確認、知識サービスのエキスパートとして認知され、製品、組織、供給チェーンの安全性と持続可能性を推進します。
※ABC順
これらのメンバーは、APSCAの一部として共に活動し、その専門的な視点と経験を用いて、社会的コンプライアンス監査の品質と効果を改善するために努力しています。
当社代表もAPSCAメンバーであり、企業の社会的責任の向上と供給チェーンの持続可能性の促進に対する共通のビジョンに貢献しています。
それぞれのメンバーは、製品とサービスの品質、安全性、持続可能性を評価し、これらが国際的な基準や規則を遵守していることを確認します。これにより、消費者は購入する製品やサービスが持続可能で社会的に責任を持っていることを信頼することができます。
APSCAの存在とそのメンバーの活動は、企業がその社会的責任を果たすための重要なフレームワークを提供します。そのような組織と連携し、自社のCSR基準を継続的に改善することで、企業は社会全体に対してより大きな価値を提供することが可能となります。APSCAとそのメンバーは、企業が社会全体に対してより大きな価値を提供することを可能にする、CSRの実践と進化をリードしています。